「巻き肩」とは体型に関係なく、肩の位置が前方に倒れ背中が丸く見える状態をいいます。
最近のスマホの長時間使用により、多くの人が同じ姿勢で過ごすようになったため巻き肩は若い世代でも急増中です。
巻き肩になると、横から見た姿も肩に厚みがでて、後ろ姿も丸い背中に見えるため解消したい女性が多いです。
本記事では、丸くなった背中の原因「巻き肩」について解説。
さらに、巻き肩を改善するためのストレッチやトレーニングで、美しい姿勢と美しい背中を手に入れる方法を伝授。
ノースリーブやタンクトップをお洒落に着こなせる大人女性は、誰からも憧れの存在です。
巻き肩とは
巻き肩は、肩甲骨周りの筋肉や関節のバランスが崩れ、肩が前に丸まるのです。
横から見ても、肩が前に出たように見えるため、肩甲骨部分(背中上部)に丸みがでているのがわかりますね。
参考に下の画像と比べると、良い肩の位置は後ろにあり、しっかり肩が開いています。
巻き肩の原因
巻き肩になりやすくなるのには、いくつか原因があります。
- 生活習慣や寝方が引き起こす
- スマホ、PCの長時間使用
- ストレスが影響する
生活習慣や寝方が引き起こす巻き肩
何気ない生活習慣によって巻き肩を引き起こします。
通勤中は重いかばんを持ち、運動の習慣がなく、肩甲骨の動きが悪くなると肩回りはガチガチに。
肩に日々負荷をかけているのにケアをしないでいると、肩回りの筋肉は固まってしまいます。
また、いつも横向きの寝方をして、体を丸めている姿勢は肩が内側に入り巻き肩を引き起こしやすくなります。
スマホ、PCの長時間使用が巻き肩の原因に
毎日の生活でスマートフォンやパソコンを使うことが多い人は前かがみの姿勢が長時間続きます。
背中や首、肩周りの筋肉は緊張していき、次第に悪い姿勢が楽になるのです。
オフィスワークの会社員は、仕事柄巻き肩になっている方が多いです。
ストレスが影響する巻き肩
ストレスを感じると、体が緊張状態になり、肩周りの筋肉も緊張しやすくなります。
また、ストレスによる心の緊張は、自律神経の乱れを引き起こすため、良い姿勢が保ちにくくなります。
「背中が丸くなる」以外の見た目が悪くなる影響
巻き肩が美容面で与える影響は「背中が丸くなる」だけではありません。
その他の影響
- 二重顎でフェイスラインがもったり
- 二の腕や脇がもたついて太ってみえる
- バストが下がって魅力減
二重顎でフェイスラインがもったり
巻き肩により首が前にでると、首の筋肉は緊張し、老廃物はあごに溜まるため二重顎になりやすくなります。
顔が小さくても、あごだけもったりしていると横顔美人にはなれませんね。
二の腕や脇がもたつく
巻き肩が原因で、二の腕や脇にも老廃物が溜まるため腕回りが太く見えがちです。
タンクトップや、ノースリーブを綺麗に着こなす際にはスッキリした腕回りが理想的。
バストが下がる
肩が内側に巻くとバストの位置も下がるため、本来よりも小さく見えてしまいます。
大きさだけでなく、バストの位置が低いのは老けた印象になりがちです。
「丸い背中の原因」巻き肩の予防法と改善方法
巻き肩になっているからと諦めるのはまだ早い。
簡単な予防法や改善方法で、綺麗な背中と肩回りをキープします。
巻き肩対策4選
- 正しい姿勢でストレッチをして柔軟性を保つ
- 運動や筋トレを取り入れて筋肉強化
- 生活習慣を改善し巻き肩を予防
- ストレスを解消する
正しい姿勢やストレッチを行い柔軟性を保つ
巻き肩を改善するためには、適切なストレッチが重要です。
肩周りの筋肉を柔らかくすることで、姿勢が改善され、巻き肩を防ぐことができます。
肩甲骨周りの簡単ストレッチをやってみましょう
腕を前に伸ばし指を組んで手のひらを返します。
肩や肩甲骨が伸びてることを感じゆっくり呼吸します。
反対側の腕をもち、体の前で片手で支えます。
そのまま体を捻って背中をストレッチします。
反対側も同じようにやりましょう。
運動や筋トレを取り入れて筋肉強化
巻き肩を改善するには筋力トレーニングが必要です。
筋肉を鍛えることで、肩甲骨が正しい位置に収まり、姿勢が改善されます。
背中や肩の筋肉を鍛えます。
プッシュアップ
ひざをついて四つん這いになり、手は肩幅でつきます。
肘を曲げ90度でストップし、ゆっくり戻ります。
はじめは10回程度から行いましょう。
うつ伏せに寝た状態から両腕をバンザイします。
その時に、できたら足も同時にあげます。
きつい場合は、頭や足を床につけたまま、両腕を上げるだけでOK。
3秒キープを5セット。
適度な運動を取り入れることで筋肉を鍛え、姿勢を改善することができます。
生活習慣を改善し巻き肩を予防
寝方を変える
寝方は一番仰向けが理想ですが、横向きの方が寝やすい方もいますね。
横向寝が寝やすい方は、上になる腕を体の前にして肩を丸めずに、お尻を触るように体の上に置くことを心がけましょう。
適切な姿勢を維持する
適切な姿勢を維持することは巻き肩の予防になります。
椅子の高さを調節したり、背中にクッションをいれ背中が丸くならない姿勢を維持することが大切です。
長時間同じ姿勢が続いたら、立ったり動いたりして血液の循環を促しましょう。
ストレスを解消する
ストレスを解消して身体の緊張をとることは巻き肩にも有効です。
スマホや、テレビから離れる時間をつくったり、湯舟にゆっくりつかり温まります。
リラックス効果のある瞑想や、ヨガ、アロマなどを生活に取れ入れるのもおすすめです。
巻き肩を改善するための注意点
巻き肩を効率よく改善するための、気を付けるポイントは2つ
- 自己流での運動やストレッチはしない
- 専門家に相談することで効果的な巻き肩改善法を知る
自己流での運動やストレッチはしない
巻き肩を改善するためには、正しい方法での運動やストレッチが大切ですが、自己流での取り組みはよくありません。
間違った方法で行うと、筋肉や関節に負担をかけ、怪我や痛みを引き起こすことがあります。
ストレッチや筋トレをするときは、自分の身体と向き合い無理をせずに正しく行いましょう。
専門家に相談することで効果的な巻き肩改善法を知る
早急に改善したい方は、からだの専門家に相談し、自分にあったストレッチ方法や運動、生活習慣改善法のアドバイスをもらうのがおすすめです。
さらに、理学療法士や整体師、カイロプラクターなどの施術を受けることで、筋肉や関節の緊張がほぐれ、巻き肩の改善につなげることができます。
巻き肩を改善することで得られる他のメリット
巻き肩を改善すると、背中の丸みがなくなり姿勢が綺麗に見えるほかにもメリットがあります。
- 肩こりや首コリが軽減する
- 運動能力があがる
- 呼吸がしやすくなる
肩こりや首コリが軽減し、楽しい時間が増える
背中や肩回りの緊張した筋肉が緩むことで、肩こりや首コリの痛みを軽減することができます。
つらくて、どんよりしていた時間がなくなり、趣味の時間を増やしたり外出も楽しくなります。
運動能力があがり、パフォーマンス幅がひろがる
前側にあった肩が正しい位置に戻ることで、可動域が広がり運動能力が向上します。
重いものを持ち上げるときに楽に感じたり、怪我のリスクも減りスポーツや運動をより楽しめます。
呼吸がしやすくなり、リラックス上手に
巻き肩は、胸の可動域を狭め呼吸の制限を引き起こすことがあるため、改善すると呼吸がしやすくなります。
ゆっくり深い呼吸ができると心も落ち着き、心身ともにリラックスした健康的な生活を送ることができます。
巻き肩を改善することは、背中が丸くなくなるという見た目の変化だけでなく、健康面のメリットも多くあることがわかります。
簡単なストレッチや筋トレを取り入れながら、生活習慣を見直して360度美しい女性を目指しましょう。
毎ペースボディ